第11回教育情報化カンファレンスinおおいた

デジタル社会を生きていく子どもたちの情報活用能力

 将来の予測が難しい中で、いま教育にどのような考え方が求められるか、教育DXとは何かを考えます。また子どもたちのゲームやネット利用の実態を知り、1人1台端末を安心・安全に利用していくのにはどうしたらよいかについて教育関係者や保護者に理解していただき、子どもたちの情報活用能力の育成に役立てる機会となることを目的に開催します。

第11回教育情報化カンファレンス(Day1・Day2)は無事に終了いたしました。
ご参加、ご協力いただきましてどうもありがとうございました。
※講師、発表者の資料を掲載しています。

開催日時:【Day1】2023年1月13日(金)15:00~16:40

     【Day2】2023年2月10日(金)15:00~16:30

対  象:県内外の教育関係者、小学生・中学生・高校生の保護者、企業、団体等

主  催:大分県教育委員会、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所

開催方法:オンライン開催

プログラム

【Day1】2023年1月13日(金)

15:00開会挨拶
15:05~講演1:「予測困難な未来社会における教育のあり方とは」
講 師:鈴木 寛 氏
   (東京大学教授、慶應義塾大学教授、社会創発塾塾長)
内 容:元文部科学副大臣として様々な教育改革の主導的役割を
    担い、慶應大、東大教授など教育現場にも関わり続け、
    また教育改革に携わっています。
    今までの経験・研究をもとに、不確実な時代における
    幸福に関してや価値観の変遷、これからの時代に必要な
    人材を育成するための教育の在り方、教育DXの重要性
    などについて解説します。

※鈴木氏の講演資料は、こちら
16:00~実践発表
タイトル:「主体的な学習者を目指して」ーICT活用授業推進ー
       ~合言葉【失敗OK Try&Error】~
発表者:淵野 恭子 氏(佐伯市立直川小学校 校長)
内 容:○学校課題は何か 受け身
      →主体的な学習者 組織としてのまとまり
    ○合い言葉【失敗OK Try&Error】
     環境整備 ICTに関わる様々な環境整備
     資源のフル活用
    ○Speedy素早く対応 Challenge挑戦 Teamworkみんなで
     実践例 さらにCreative創造的に
    ○成果と今後目指したいもの 主体的学習者
      → 自立的学習者へ

※淵野氏の発表資料は、こちら

タイトル:「中学校でのプログラミングに関する学習の実践」
発表者:玉ノ井 智則 氏(臼杵市立北中学校 教諭)
内 容:技術分野「D情報の技術」におけるプログラミングに関する
    学習の取組を発表します。

※玉ノ井氏の発表資料は、こちら

タイトル:探究活動に活かすデータサイエンスの実践
      ~身近なデータを分析することで
           「生きて働く知識・技能へ」~
発表者:伊藤 大貴 氏(大分県立大分舞鶴高等学校 教諭)
内 容:「ポテトを使った統計知識の定着」
    「自分たちを実験台にしたデータ分析の実践」
    「調べ学習から探究学習へ」

※伊藤氏の発表資料は、こちら
16:40閉会

【Day2】2023年2月10日(金)

15:00開会挨拶
15:05~講演1:「子どもたちはゲームや
       インターネットの世界で何をしているんだろう?」
講 師:関 正樹 氏(医療法人仁誠会 大湫病院 児童精神科医)
内 容:ゲームやインターネットに熱中している子どもに対して、
    大人はどうしても不安を感じてしまいがちです。
    その背景には、ゲーム・ネットの世界や、また、
    子どもたちがその世界をどう楽しんでいるのかを、
    大人の側が知らないこともあると思います。
    ゲームやネットの世界のこと、その世界に没頭する
    子どもたちと出会ったときに、大人に何ができるかを
    解説します。

※関 氏の講演資料は、こちら
16:00~大分県内の子どもたちの発表
16:30閉会

講師プロフィール

鈴木 寛 氏(東京大学教授、慶應義塾大学教授、社会創発塾塾長)

1986年東京大学法学部卒業後、通商産業省に入省。
慶應義塾大学SFC助教授を経て2001年参議院議員初当選。
12年間の国会議員在任中、文部科学副大臣を2期務める。
2014年10月より文部科学省参与、2015年より2018年まで文部科学大臣補佐官を四期務める。日本でいち早くアクティブ・ラーニングの導入を推進。2020年度から始まった学習指導要領の改訂、40年ぶりの大学入学制度改に尽力。ウエルビーイング学会副会長、与党ウエルビーイング特命委員会アドバイザリーボード座長も務める。

関 正樹 氏(医療法人仁誠会大湫病院 児童精神科医)

児童精神科医。福井医科大学医学部卒業後、岐阜大学医学部付属病院、土岐市立総合病院精神科を経て、現在は大湫病院に勤務。岐阜県東濃地方の地域の児童精神科医として、発達障害や不登校の診療にあたるとともに、地域における発達障害の啓発活動や療育施設の座談会などに出席し、家族支援を行っている。著作に「ゲーム×病気・障がい」など。NHKウワサの保護者会「ゲームとどうつきあう?」に出演。

実践発表者プロフィール

淵野 恭子 氏(佐伯市立直川小学校 校長)

1984年 大分大学教育学部卒業、県内の小学校教諭として赴任。
2017年 豊後大野市立菅尾小学校 校長就任
    祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク推進事業に取り組む
2019年 佐伯市立松浦小学校 校長就任
    「佐伯市学校ICT環境整備促進実証研究指定校事業
   【遠隔教育システム導入実証研究】」(2020~2021年)に取り組む
2022年 佐伯市立直川小学校 校長就任
   「佐伯市学校教育活動チャレンジ支援事業【ICT活用】」に取り組む

玉ノ井 智則 氏(臼杵市立北中学校 教諭)

臼杵市立北中学校 教諭 技術・家庭科担当

伊藤 大貴 氏(大分県立大分舞鶴高等学校 教諭(情報探究科))

SSH特別科目の「データサイエンス」、「SSH国際情報」、「舞STEAMs」を担当。
プログラミング教材及び統計学習教材の研究やSTEAM 教育に従事