【レポート】ヘルスチェッカー体験授業 in 情報科学高校

7月6日から8日にかけて、大分県立情報科学高校で、先端技術を活用した保健体育の授業がありました。

今回の授業は、生徒たちがAIを使った心の健康診断を体験し、メンタルケアを学ぶことを目的としています。1・2年生(計8クラス)約320名が参加しました。

株式会社オーイーシーの牧優菜さんが、講師を務めました。


今回の授業で使われたのは、ヘルスチェッカーフォークラウドという動画解析技術とAIを活用したメンタルケアサービスです。

ヘルスチェッカーは、顔の微振動でその人のメンタルコンディションを把握することができます。

まず、一人ひとりがPCを使って、自分の現状に関するアンケート項目に答えた後、約1分間自分の顔を動画で撮影します。その後、アンケートと撮影した自分の動画の状態がそれぞれ数値データに変換され、これらに基づいた判定結果がそれぞれ表示されます。

また、クラウドサービスのためインターネットが繋がればカメラ付きのPCやiPadでどこでも利用することができます。


授業のはじめに、ヘルスチェッカーの使い方や簡単な説明がありました。

説明を聞いているときやアンケートに回答中の生徒たちはとても真剣な様子でした。

次に生徒たちは、自分の顔の撮影をしました。

生徒たちは、少し恥ずかしそうにしていたり画面をのぞき込んだり、楽しそうに取り組んでいました。

また、一度ヘルスチェッカーを体験した2年生の生徒たちは、1年生の授業で補助役としてサポートをしていました。


私は授業終了後、生徒たちに今回の授業の感想を聞いてみました。

「診断結果が悪くなくてよかった」「結果が良くて安心した」「ストレスの数値が意外と高くて驚いた」というものが多かったです。

その他にも「ポジティブな性格のはずなのに、ネガティブの部分の数値が高くてびっくりした」「緊張しやすい性格だから、発表前などにこれからも使いたい」「顔を映すだけで自分の精神状態を知ることができるなんてすごいと思った」など、色々な感想がありました。


私も後日、ヘルスチェッカーを体験させていただきました。

診断結果に驚く部分もありましたが、自分の知らない一面を知ることができたので良かったです。

それから私は、今まで保健の授業でヘルスチェッカーのような体験をしたことがありませんでした。目で見て確認することのできない心の健康も身体の健康と同じように、異変に気づかなければ進行していきます。

そんな心の健康を授業で確認できるというのは、とてもすごいことだと思いました。

ヘルスチェッカーは自分の心の状態を客観的に見ることができるサービスです。

生徒たちは3月までヘルスチェッカーを利用することができるそうなので、自分自身を知り、自分の心の状態を確認するために定期的に活用してもらいたいです😊

( 公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 坂口萌々子🍑 )