令和2年度 ICT教育活用推進研修

 「GIGAスクール構想」が全国的に進められている中で、大分県でも、「ICT活用教育推進プラン2020」が策定され、情報化が進んでいます。ハイパー研では、大分県教育委員会の委託事業として、外部講師等を派遣し、学校現場でのこれまでの教育手法にとらわれない、発想の転換に向けた研修を実施しました。

実施内容

対象:市町村教育委員会、県内の小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の教職員
受講方法:校内集合研修、またはオンライン研修
研修時間:60分~120分程度
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受講者一人ひとりの間隔を十分に保つ、風通しをよくする等、準備を行いました。また状況によりオンライン研修も実施しました。

【授業で実践できるアイデアソン研修】
ICTを使って子どもたちのアイデアを引き出し、まとめる手法

講師:牛島 清豪 氏
株式会社ローカルメディアラボ 代表取締役
内閣官房オープンデータ伝道師


 AIやIoTなどの最新技術を紹介。タブレットなどのICT機器やクラウドサービス等を活用し、身近な課題を解決するアイデアを出しあい、考えをまとめて発表する過程を学ぶといった研修を行いました。

【プログラム内容(90分)】
 ● 児童・生徒が生き抜くこれからの情報社会とは
 ● データから課題、アイデアを探すこと
 ● アイデア、思考を整理する手法(マンダラチャート等)
 ● アイデアを共有し、ブラッシュアップする方法

【参加者の声】
● どの教科のどの分野…と指定されたような活用ではなくて、子どもが課題を導き出す、思考を広げたり、深めたりするためのツールとして紹介していただいたので、それらの可能性を感じました。同時に、実際に授業でやってみたいとわくわくしたので、現場の先生にも聞かせてあげたいなと思いました。参加させてもらって良かったです。ありがとうございました。
● これから企業に就職するとすぐに使うツールだし、使いこなしていることが前提だと思います。ツールを使いこなして、その中でアイディアを作ることが大切なのにできなかったら取り残されると思います。教員は今ある手法とこれからのツールを融合させながら、便利なものは取り入れていかないといけないと思います。そして、使い方や実践例をもっと共有していきたいと思いました。

【SNSでの情報発信研修】
SNS等を活用した効果的な情報発信・遠隔授業のポイント

講師:原田 美織 氏
公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 主任研究員


 学校での活動内容PRや、児童や生徒、保護者への周知、遠隔授業等にも使えるSNS等(YouTubeやインスタなど)のインターネット上のツールとそれぞれの特徴を紹介、基本操作と事例を 示しながら、利用時の注意点と効果的に伝えるためのポイントをお伝えしました。

【プログラム内容】
 ● 60分コース:SNS等ツールと特徴の紹介、
        基本操作と利用のポイント・注意点
 ● 90分コース:60分コース + 利活用事例、
        遠隔授業への応用等
 ● 120分コース:90分コース
         + ワーク(効果的な情報発信の実践)

【参加者の声】
● 確実に時代が変化していることを実感しました。今まで私は教育活動において、SNSは危険なもので、避けていました。それが大きく覆りました。危険を避ける方策をしっかりとった上で、活用するものであることが理解できました。何事もチャレンジ。教師がどれだけその勇気を持てるかが課題。どうぞこれからもその勇気を後押しする研修を企画して頂ければと願います。今回限りでなく、これからもどうぞよろしくお願いします。
● 色々なツールを使った実践的な活かし方を教えて頂き、授業の可能性が広がる気がしました。生徒の実態に即した活用方法を自分なりにもっと学んでみたいと思いました。

【データの利活用の研修】
実践的データ活用に向けた基礎的スキルの習得

講師:広岡 淳二 氏
一般社団法人 九州テレコム振興センター(KIAI)専務理事


 学校で埋もれたままとなっている様々な業務データを、具体的にどう分析、活用していけば良いのか、その基本プロセスを研修いたしました。いずれの研修コースも受講に際して専門的数学知識は一切不要。Excelを活用し、誰もが活用可能な基礎的分析手法をご紹介する研修となりました。

【プログラム内容】
データの姿形を理解する(90分):
   データ全体の特徴を見出すための分析手法について 
データから予測する(90分):
   データをもとに簡単な予測値を可能とする分析手法について
効果的なアンケートを作成する(90分)
   集計結果を分析へと繋げられるアンケート設計の手法について

【参加者の声】
● 一番心に残っているのは、大切なことは「何が知りたい」ではなくて「なぜ、それが知りたいか」ということです。今後、本校で行うアンケート調査を効果的なものにするために、とても参考になる研修でした。ありがとうございました。
● 相関分析等、現在の職務に活かせることをたくさん教えていただきとても良い時間となりました。ありがとうございました。

【配布チラシ】