令和2年度 学校ICT支援員業務

 「GIGAスクール構想」が全国的に進められている中で、大分県でも、「ICT活用教育推進プラン2020」が策定され、情報化が進んでいます。ハイパーネットワーク社会研究所では、大分県立学校の教員を対象に授業用クラウド(Micorosft365)の活用研修を実施しました。令和2年度は、延べ1000人以上の先生方にご参加頂きました。
 また、iPadや授業用クラウドの操作方法についての、相談窓口サポートも行いました。

実施内容

(1)相談サポート窓口対応

 iPadの操作(単純な使い方の質問)、Microsoft365の使い方(Teams、One Drive、Forms、Stream等)、またこれらを利用した教材作成支援等について、相談対応を行いました。

対象:県立学校及び特別支援学校59校の教職員
対応日時:令和2年9月から令和3年3月26日までの月曜日、水曜日、金曜日の13時~17時30分。
     メールやSNS等の場合は随時受付(平日、8時30分~17時30分)
対応方法:電話・メール・SNS(Teams等)で支援員に直接相談可能

(2)研修会の実施

 授業用クラウド(Microsoft365(Teams、One Drive、Forms、Stream))やiPadの使い方に関する、対面での出前研修を実施致しました。ご希望の学校には、対面だけなくオンライン開催やハイパー研までお越し頂いての研修も行っております。学校毎に現在の利用状況も異なるので、可能な限り柔軟に学校の要望に沿った研修となりました。


対象:県立学校及び特別支援学校59校の教職員
受講方法:校内集合研修、またはオンライン研修
研修時間:60分~120分程度
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受講者一人ひとりの間隔を十分に保つ、風通しをよくする等、準備を行いました。また状況によりオンライン研修としました。
研修内容
〇基礎研修60分
 ・Microsoft365についての座学
 ・クラウド用IDの説明
 ・Teamsへのログイン
 ・チーム・チャネルの作成
 ・メンバーの追加
 ・オンライン授業
 ・Teams内でのメンバーとのやり取り方法
 ・Microsoft365のFormsを使ったアンケートの作成

〇基礎・応用研修90~120分
 ・上記、基礎研修内容
 ・Microsoft365のFormsを使った小テストの作成
 ・課題機能
 ・Microsoft365のStreamを利用した動画の視聴や共有方法

〇アフター研修
 既に研修実施済みの学校で追加研修の要望があった学校で実施しました。
 実施内容については、各学校からヒアリングを行い希望の研修内容について実施しています。
 ・課題機能
 ・ClassNotebook
 ・他学校の利用事例について
 ・利用後のQ&A

※他、学校毎に研修内容の要望があった際は一部マニュアルを変更し実施致しました。
※研修の時間や研修形態については、実施校と相談の上、より効果的な研修を実施致しました。

研修資料
 資料はPC版(Webアプリ/デスクトップアプリ)用とiPadアプリケーション用を作成、ご用意しました。
 受講者の利用端末毎に資料を事前送付し、研修中は前に投影しながら研修を行いました。

参加者の声:
● Formsは業務上かなり利用できそうなので、今後、生徒・保護者アンケート実施の際に利用したいと思います。
● パソコン操作がとても苦手な私でも十分分かりやすく、パソコン関係の研修の中で一番くらいに満足しています。
● Teamsにはいろんな機能があり、対面でのコミュニケーションが苦手な子たちは、このような課題提出の形式や授業が普及するといいかなと思いました。
● 小テストの作成方法や機能をもっと知りたい(多数の先生方から、このような感想をいただきました)
● アンケートがエクセルで集計できるという機能が印象に残りました。
● Teamsのビデオ会議はぜひ使ってみたいと思いました。
● これまで使っていた機能の確認や、使っていなかった機能の実演などが体験できて勉強になりました。
● 生徒と教員の両方の状況で説明してもらえたので、よかったです。両方の機能を理解していないと、使いこなせないと感じました。
● TeamsとFormsの使い方が非常にわかりやすかったです。特にFormsを使ったアンケートと小テストの作成には驚かされました。
● 新入生オリエンテーションの動画配信など効果的に利用してみたいです。
● クラスノートブックの使い方がよく分かりました。
● Teamsを使うとペーパーレス化がはかれ、業務の効率化につながり、大変便利だなと思いました。

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